BMW 3シリーズについて

スポーティさ、信頼性、そして成功。BMW 3シリーズは、40年以上にわたり、ダイナミックなドライビング・プレジャーを象徴するクルマとして、他の追随を許さない存在でした。かつてBMWのデザイン部門を率いていたポール・ブラックは、運転することの感動と喜びを中間層にまで広め、今日に至るまでBMW 3シリーズを象徴する品質を提供してきました。1970年代に発表されたBMW E21で、彼は空前のサクセス・ストーリーの基礎を築きました。今日、BMW 3シリーズの世代を超えて続くサクセス・ストーリーは、BMWがプレミアム・カーのトップ・メーカーである理由のひとつとなっています。​

BMW 3シリーズは、現在までに7世代にわたって継続的に改良され、ミドルクラスのスポーティさを表現する車として、他に類を見ないほど洗練されてきました。その際、デザイン、ダイナミクス、個性などの要素だけでなく、モータリゼーションも考慮されています。綿密な研究により、新しいBMW 3シリーズのエンジンは、これまで以上に経済的で低排出ガス仕様になりました。​

伝統的なセダンから、ツーリングとして販売されているワゴン、クーペやカブリオレ、3ドアのコンパクトカーまで、BMW 3シリーズは幅広い年齢層に愛されています。俊敏性、機能性、安全性をバランスよく備えたBMW 3シリーズは、すべてのモデルが現在も世界中で人気を博しています。この多機能性は、消費者や業界紙を魅了し、それは数多くの評価にも反映されています。その理由のひとつは、BMW 3シリーズの一貫したスポーティなキャラクターであり、それは世代を重ねるごとにさらに洗練されています。​

BMW 3 シリーズ.のハイライト BMW 3 SERIES.

  • 01 圧倒的なドライビング・ダイナミクス
  • 02 シャープなデザインで、純粋な運転の楽しさを追求する
  • 03 卓越した車両コンセプト
  • 04 アクティブなライフスタイルを実現するための余裕のある空間
  • 05 最高水準のコネクティビティ
BMW 3シリーズセダン 山を背景にしたフロントビュー

BMW 3シリーズの歴史

魅力的なBMW E21から、革新的なBMW G20/G21まで、伝統あるシリーズに新たに加わったBMW 3シリーズのすべてのモデルを、時を超えてご紹介します。常に時代の先駆者であるBMW 3シリーズの50年の歴史の概要をぜひ、お楽しみください。​

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BMW 3シリーズの歴史

第1世代

BMW 3シリーズ セダン E21 初代の路上で斜めからのフロントビューのイメージ

(BMW E21)


スポーティさこそがBMWの本質という信念のもと生み出された初代3シリーズ。スポーティかつエレガントなフロント、2ドア、典型的な3ボックスといったスタイルに、パワフルな直列4気筒エンジン及び直列6気筒エンジンを搭載(1977年以降)、精緻なサスペンション、信頼性の高いセーフティ・システムが搭載されました。このコンセプトのルーツは伝説的な02シリーズでした。その魅力的なキャラクターによって第1世代のモデルは大成功を収めBMWを新たなステージへと向かわさせました。BMW E21のスポーティな外観は、デザイナーのポール・ブラック氏によるものです。特に特徴的なクローム・フレームのダブル・キドニー・グリルと丸型2灯式(320は丸型4灯式)ヘッドライトは、この車の魅力と精神を高めています。第1世代BMW E21は世界で136万台を販売し、1970年代を代表するスポーツ・セダンのひとつとなりました。ドライバーに向かって傾斜したコックピット、ショート・オーバーハング、ボディに沿ったキャラクター・ライン、Cピラーのダブル・ベンド(ホフマイスター・キンク)、印象的なリヤ・エンドなど、BMW E21はスポーツ志向の強い当時の消費者層の好みに合っていました。​

生産期間:1975年~1983年
エンジンの種類:1.6~2.3リッター(55~105kW/75~143ps)、4気筒および6気筒
全長/全幅/全高:4,355mm/1,610mm/1,380mm

※記載の情報やデータは一部ヨーロッパ仕様車値を含む場合があります。

第2世代

BMW 3 シリーズ models BMW 3 シリーズ セダン E30 second generation three-quarter front view

(BMW E30)

第2世代では、軽量化と速さ、そしてダイナミックさを主張。特徴的なツイン・ヘッドライトは標準装備となり、モデル・バリエーションを広げていきました。この時期、234万台の販売台数は、ニューBMW 3シリーズの大成功を物語っています。それもそのはず、BMW E30では、2ドアと4ドアに加えて、BMW初のワゴンタイプ、ツーリングが登場するのです。また、リトラクタブル・トップを備えたカブリオレがBMW 3シリーズに加わりました。1985年には、BMW初の4輪駆動車となるBMW 325ixが登場。ミュンヘンとレーゲンスブルクで合計234万台のBMW E30が生産されました。1988年以降はすべてのモデルに触媒コンバーターが採用されました。​

生産期間:1982年~1994年
エンジンの種類 1.6~3.2リッター(66~175kW/90~238ps)、4気筒および6気筒
全長/全幅/全高:最大 4,360 mm/1,680 mm/1,380 mm

※記載の情報やデータは一部ヨーロッパ仕様車値を含む場合があります。

第3世代

BMW 3 シリーズ models BMW 3 シリーズ セダン E36 第三世代斜めからのフロントビュー

(BMW E36)

1990年代、BMW 3シリーズの需要は世界中でますます拡大していきました。第3世代は、典型的なBMWの特徴をしっかりと受け継いでいました。俊敏で操作性が高く、極めて安全、その上多用途。フロント・エンドを斜めに延長することで、室内の快適性を向上させるだけでなく、衝撃からの保護性能も格段に向上させています。丸型4灯式ヘッドライト、クローム・フレームのダブル・キドニー・グリル、クーペのような特徴を持ち、ロング・ホイールベースとフロントとリヤのショート・オーバーハングはスポーティーな外観を実現すると共に他に類のない特徴なスタイルを印象付けました。エンジンはパワーと滑らかさという観点から見直され、並外れた性能を発揮する最高出力142kw(193ps)の直列6気筒エンジンが搭載されました。またこの世代においては、市場のニーズに応え、よりコンパクトな「3シリーズ コンパクト」が追加されました。この新しいコンパクト・バージョンは、BMW E36の画期的な成功にも貢献しました。3ドアボディを採用し、リヤ・エンドが20cm以上も短く設計されました。なお、このシリーズでは初めて先代の2ドアのセダンに代わって、セダンよりもフラットでワイドなクーペが登場したのです。​

生産期間:1990年~2000年
エンジンの種類:1.6~3.2リッター(60~245kW/81~333ps)、4気筒および6気筒
全長/全幅/全高:最大 4,433mm/1,710mm/1,393mm

※記載の情報やデータは一部ヨーロッパ仕様車値を含む場合があります。

第4世代

BMW 3 シリーズ セダン E46  第4世代 斜めからのフロントビュー

(BMW E46)

全てを新しく、より進化しながらも基本は変えないことが第4世代の開発コンセプトでした。これは現在に続くデザイン、テクノロジー、そしてドライビング体験に踏襲されています。フロントからAピラー、ルーフラインからリヤまで続く滑らかなシルエットのスタイルが特徴的でした。​


BMW E46のカーブしたルーフ・ラインは、より広いヘッドスペースを提供し、ボディサイズの拡大化により十分な空間が与えられラグジュアリーな快適性に。さらにデジタル化された操作や様々な電子制御システムによってレイン・センサー、リヤサイド、エアバッグに至るまで、クラスを一新する快適性も備わりました。クーペ、カブリオレ、コンパクトはそれぞれのデザインが個性があり魅力的です。BMW E46は、スポーティな俊敏性に加えて、安全性も向上させています。BMWが開発したコーナリング・ブレーキ・コントロールと6箇所のITSヘッド・エアバッグを4代目のBMW 3シリーズに標準装備、また、可変バルブ・コントロール(バルブトロニック)を採用したガソリンエンジンは、従来モデルに比べて約10%の低燃費を実現する等、新世代の技術を採用しています。なおインテーク、エキゾースト・カムシャフトの可変コントロールを実現するダブルVANOSという重要な機能も搭載されました。

生産期間:1997年~2006年
エンジンの種類 :1.6~4.0リッター(77~265kW/105~360ps)、4気筒および6気筒
全長/全幅/全高:最大 4,492mm/1,780mm/1,434mm

※記載の情報やデータは一部ヨーロッパ仕様車値を含む場合があります。

第5世代

BMW 3シリーズ・カブリオレ第 5世代のストリートでのフロントビュー

(BMW E90, BMW E91, BMW E92, BMW E93)

2005年春、ジュネーブ・モーターショーでBMW E90が発表されました。第5世代は最初のBMW 3シリーズから30年後、著しい成功を収め、“ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー ”を受賞するまでに進化。抑揚のきいたフォルムは、躍動感にあふれたスポーティでエレガントなスタイルを生み出しました。劇的な変化としては初めてサイドパネルから再度バンパー・ストリップが消え、結果として気品に満ちた佇まいが強調されました。BMW E90セダンとBMW E91ツーリング、クーペ(BMW E92)とカブリオレ(BMW E93)は先代に比べ差別化が強化され、視覚的にもそれぞれ独立した個性豊かなデザインになりました。BMW E46に比べて全長が5cm長くなったBMW セダン(E90)は、スポーティな特性を犠牲にすることなく、外観がより成熟したものに。またオペレーティング・システム「iDrive」が、初めてBMW 3シリーズに搭載され、ナビゲーション、インフォテイメント、そして車両の基本機能をジョイスティックで操作することができるようになりました。パワーユニットはシリーズで12種類のガソリン及びディーゼルエンジンを搭載、この世代ではターボ・エンジンも戻ってきました。335iのエンジンは高出力を発揮し、ディーゼルエンジンを搭載した320dは卓越した効率性を実現。スタイル、性能とも大きく進化した第5世代のBMW 3シリーズ(セダンとツーリング)は全世界で250万台という記録的な販売台数を達成しました。​

生産期間:2005年~2013年
エンジンの種類:1.6~4.0リッター(90~331kW/122~420ps)、4気筒、6気筒、8気筒
全長/全幅/全高:最大 4,580mm/1,817mm/1,421mm

※記載の情報やデータは一部ヨーロッパ仕様車値を含む場合があります。

第6世代

BMW 3シリーズ セダン F30 第6世代 雪上での斜めからのフロントビュー

(BMW F30, BMW F31, BMW F34)

BMW 3シリーズはBMWの中核を担う主力モデルとしてさらなる進化を遂げました。スポーティ、クラシック、そして未来志向。2011年10月14日、ミュンヘンで発表された第6世代BMW F30の印象的な外観は、現在のBMWのデザイン・ラインに基づき、これまで以上にスポーティでダイナミックなデザインになりました。BMW EfficientDynamicsにより、初めてハイブリッド・ドライブ付きのエンジンも用意されました。ディーゼル車にはパティキュレート・フィルターが標準装備されています。特徴的なヘッドライトは、BMW F30の特徴的なキドニー・グリルに近づきダイナミックでスポーティな雰囲気を醸し出しています。ワイドなスタンスを印象付けるフロントとリヤ・エプロンが比類なきシルエットを生み出し、LEDテクノロジーを駆使したテールライトが先進的かつ精悍なスタイルを締めくくります。さらに、スポーツ、ラグジュアリー、モダンという3シリーズの魅力をそれぞれに楽しめるデザインラインも設定されました。パフォーマンスではすべてのエンジンにBMWツインパワー・ターボ・テクノロジーが採用され、サスペンション、ステアリングの並外れた正確性もドライバーに感動をもたらしました。BMW ConnectedDriveが様々な革新的機能を通してドライバーと車両、外の世界を繋ぎ、最新のBMW 3シリーズへの布石となりました。なお新たに加わったモデルは、BMW 3シリーズ グランツーリスモのハッチバック(F34)です。この世代から、BMWミドルクラスのクーペとカブリオレは、BMW 4シリーズの名称で単独モデルとして販売されるようになりました。​

生産期間:2011年~2019年(セダン、ツーリング)、グランツーリスモは2013年から
エンジンの種類:1.5~3.0リッター(85~338kW/116~460ps)、3気筒、4気筒、6気筒
全長/全幅/全高:最大 4,753mm/1,877mm/1,455mm

※記載の情報やデータは一部ヨーロッパ仕様車値を含む場合があります。

第7世代

BMW 3シリーズ セダン G20 第7世代 斜めサイドビュー

(BMW G20, BMW G21)


BMWは2018年春、パリ・モーターショー(ル・モンディアル)で新しいBMW 3シリーズ(G20)を発表。ボディサイズは先代よりも一回り大型化しながらも、精緻でクリアなラインと豊かな面構成を最適化したデザインは”天性のダイナミズム”を現代的な感覚で表現し、高品質のアルミニウム素材を使用により重量が軽量化され、拡大したホイールベース、10mm低くなった重心高によってダイナミック性能を従来よりも高め、唯一無二の先駆者としての3シリーズの系譜を受け継ぐにふさわしいモデルとなっています。BMW 3シリーズには渋滞時ハンズオフを実現する新しいドライバー・アシスタンスを可能にするドライビング・アシスト・プロフェッショナルやパーキング・アシスト・プラスなど最先端のシステムが用意されています。操作性においても、直感的なコントロールや操作性の良いライブ・コック・ピットにより、先進運転システムを確立しています。理想的な重量配分と低重心ボディによる卓越したハンドリング、ブレーキ性能によるドライビング・ダイナミクス。このように、BMW G20はテクノロジーの面でも時代を先取りしています。BMW 3シリーズは、この7世代目において、最高の安全性、革新的な操作性、快適性、そしてスポーティな駆け抜ける歓びのための完璧な融合を実現しています。2019年夏からは、BMW 3シリーズ ツーリング(G21)が、スポーティなBMWミドルクラス・ワゴンの伝統を先進性のデザイン、純粋なパワーと卓越したエアロダイナミクス、イノベーションと機能性とエレガンスとスポーティネスを巧みに調和させたインテリアの快適性、安全性でより進化しています。ハイブリッドモデル、BMW 330eセダンは、最大限のサステナビリティとパフォーマンスを両立したエキサイティングな体験を楽しむことができ、フル充電したバッテリーは、最大65kmの電気走行が可能にします。BMW 3シリーズは、常に時代を先駆してきた存在です。第7世代では、最新のデザインによって築いてきた成功の歴史を未来へと繋ぎます。そのスタイリングのあらゆるディテールに至るまで、新たなドライビングの歓びが体現されているのです。​

生産期間:2018年以降
エンジン:2.0~3.0リッター(115~285kW/156~374ps)、4気筒および6気筒
全長/全幅/全高:最大 4,720mm/1,825mm/1,475mm

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BMW 3 シリーズ BMW E90 F30 ディーラー前でのイメージ

BMW 認定中古車

BMW 3シリーズ セダン(G20)サイドビュー

BMW 3シリーズ セダン

BMW 3シリーズ ツーリング(G21)サイドビュー

BMW 3シリーズ ツーリング

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