未来と、社会への、責任。
包括的に持続可能な社会を実現していくために。
「卓越した製品づくりによって、駆けぬける歓びをお届けする」― それは、BMWにとって、何よりも重要な社会貢献です。
しかし同時に、グローバル・リーダーとしての責任を果たすために、世界中の人々の今と未来の歓びにつながる、様々なCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)活動にも取り組んでいます。
なかでも特に重きを置いているテーマが、【サステイナビリティ】と【次世代リーダー育成支援】です。
〜環境という観点から未来を守り、人材という観点からより良い未来を築く〜
包括的かつ多角的なアプローチによって、真に持続可能な社会の実現に貢献すべくより積極的かつ幅広く、こうしたCSR活動に取り組んでまいります。
SUSTAINABILITY
〜環境への取り組み〜
BMWは、車両の開発から、製造する現場やプロセス、リサイクルに至るまでのすべてにおいて、サステイナビリティを徹底してきました。こうした取り組みは、ダウ・ジョーンズ・サステイナビリティ・インデックスでも常に高く評価され、2020年度も自動車部門第1位を獲得。世界で最も持続可能性の高い自動車メーカーとして、2030年までにはグループ全体でCO2排出量を2億トン削減するという、新たな目標も掲げています。
サステイナビリティへの多角的なアプローチの一環として、植林プロジェクトやフードロス削減運動といった活動もサポート。
2020年には、社員が主体となってCSR活動を考案・実施する「BMWボランティア・クラブ」を新設し、多くのメンバーがさまざまなプロジェクトに積極的に参加しています。
BMWのすべての正規ディーラーで、エコマーク「小売店舗」認定を取得。
ビー・エム・ダブリュー株式会社が展開する、BMWおよびMINIすべての正規ディーラーがエコマーク認定の「小売店舗」認証を取得しました。
今回のエコマーク認証では、電気自動車、プラグイン・ハイブリッド・モデルの販売、EV充電施設の設置、デジタル・カタログの使用、エコ素材の紙袋・プラスチック製バッグの使用などの項目が評価基準となりました。
BMW Groupが掲げるサステイナビリティ戦略に基づき、商品だけでなく、全正規ディーラーそして全社員とともに環境保全への取り組みを推進し、サステイナブルな社会の実現に貢献を努めていきます。
エコマークについて
エコマークは、様々な商品(製品およびサービス)の中で、「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベルです。
このマークにより、消費者のみなさんが環境を意識した商品選択を行ったり、関係企業の環境改善努力を進めていくことにより、持続可能な社会の形成をはかっていくことを目的としています。
エコマークアワード2023において、自動車業界初の最優秀賞を受賞。
ビー・エム・ダブリュー株式会社は、公益財団法人日本環境協会のエコマーク事務局主催の「エコマークアワード2023」にて最優秀賞を受賞いたしました。
上記の通り約1年という短期間で、ビー・エム・ダブリュー株式会社と資本関係のないディーラーも含めたすべての販売拠点(計76社、272店舗)において、トップダウンではなく個々のディーラーがそれぞれ申請する形でのエコマーク取得を達成した点において、その主導力と理念、強い実行力を高く評価いただきました。
植林プロジェクト
〜BMWテスト・ドライブ for チャリティ〜
BMW Japan 40周年記念イベントの一環として、「BMWテスト・ドライブ forチャリティ」を実施。
これは、BMW iおよびBMW PHEVモデルにご試乗いただいたお客様に、ご試乗10kmごとに国内の森林約20㎡の整備費に相当する額をご負担いただき森林保護プロジェクト「more trees」へ寄付するというものです。
期間中、皆様のご協力によって寄付させていただきました総額は、以下の森林面積の整備費に相当します。
寄付結果(総額によって整備可能となる森林面積):約2,520㎡
※日本国内の「more treesの森」が対象
一般社団法人more trees(モア・トゥリーズ)
地域との協働で森林保全を行う「more treesの森」の展開をはじめ、「都市と森をつなぐ」をキーワードに、森と人がずっとともに生きる社会を目指して様々な取り組みを行っています。
フードバンク活動支援
BMWは、フードバンク活動にもさまざまな形でサポートを行っています。
使用される車両やドライバーを派遣する他、BMW ボランティア・クラブに所属する社員十数名も活動に参加。「セカンドハーベスト・ジャパン」の活動には毎週土曜日、同クラブのメンバーがBMW車両2台とともに、フード・デリバリーのサポートを行っています。
セカンドハーベスト・ジャパンは、食品製造メーカーや農家、個人などから食品ロス(フードロス)を引き取り、児童養護・母子支援・障害者支援等の福祉施設や生活困窮者などへ届ける活動を行う日本初のフードバンクです。
YOUTH LEADERSHIP
〜次世代リーダー育成支援〜
より良い未来へと社会を加速させるパワーの源は、若きリーダーたちの可能性です。
BMWは次世代を担う人材の育成を目的に、子どもたちの教育や若者たちのイノベーション創出のための活動を積極的に行っています。これまでにも世界ユース・サミットへのサポートや、児童対象のワークショップ、オンライン教育プログラムなど、多岐に渡る支援活動を実施しています。
包括的に持続可能な未来を実現していく上で欠かせない、優れた人材によるイノベーション。
BMWは、ともに素晴らしいヴィジョンを描き、豊かなアイデアでそれを具現化していけるよう次世代リーダーへの投資活動を今後も強化してまいります。
One Young World
次世代リーダーのためのグローバル・フォーラム、One Young World(ワン・ヤング・ワールド)。
「ヤング・ダボス会議」と称され、2010年から毎年世界の主要都市にて開催されるこの世界最大のサミットでは、190カ国以上から様々な分野で活躍する2,000人以上の若きリーダー達が一堂に会し、世界が直面する課題解決に挑みます。
BMW Groupは、こうしたリーダー達とともに歓びに満ちた未来の実現を目指すパートナー企業として、2016年から毎年代表団を派遣。
2022年、アジアではバンコクに次いで2回目となる東京でのサミット開催においても、準備段階からの幅広いサポートを行っています。
One Young World(ワン・ヤング・ワールド)は英国を拠点とする非営利団体であり、世界中の若いリーダーを集めて、地球の最も差し迫った問題の解決策を協議しています。
毎年サミットをさまざまな都市で開催し、慈善団体、非政府組織、企業、大学からの若い代表が世界中から参加し、アンバサダーとして活動しています。
rad°Hub
BMW Groupが主催するrad°hubは、異なる分野の若手リーダー達と学際的な交流を行ったり、未来のモビリティの課題や可能性について自由に話し合うことで、イノベーションを推進する異業間交流プラットフォーム。
例えば、ひとつのテーマに取り組むためにチームとなったメンバーが、互いの経験やアイデアを生かしながら創造的かつ刺激的なディスカッションを展開。そこから導き出された答えについて、他の海外の都市で同時開催されているrad°hub会場のメンバーとオンラインで話し合ったりと、業界も国境も超えて、未来をともに考える貴重な機会を提供します。
BMW Startup Garage
クルマの未来を先取りするようなアイデアや革新的なプロダクトを生み出している
気鋭のスタートアップ企業を、BMW Groupがサポートする「BMW Startup GARAGE」。
既にミュンヘンをはじめ、シリコンバレー、上海、テルアビブにて開催されています。
スタートアップを率いる次世代のリーダーたちには、自らのプロトタイプ製品やテクノロジーが、自動車産業にとってどのようなメリットを持ち、どのような機能の進化や新たな付加価値をもたらすのかをプレゼンする機会が与えられます。その内容は製品にダイレクトにつながる、具体的かつ実用的なものです。
それは新たな可能性の発掘の場であるとともに、BMW Groupにとっては先進的なサプライヤーとの出会いの場でもあります。
BMWは、2017年より日本科学未来館との共同プロジェクトとして、全国各地の科学館で子ども向けのワークショップを企画、実施。
「自動運転で動く車のしくみ」をテーマに、次世代のドライバーとなる子どもたちが、その最新技術について学び、クルマとの新たな未来を考える機会を提供しています。
「カーブを曲がる」「信号を見る」「駐車する」など自動運転の動作をロボットにプログラミングして実際に動かしてみたり、最新の運転支援技術を搭載した車を観察したりしながら、未来のモビリティを体験します。
特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール(代表理事:平岩 国泰)と共同で、学童の子どもたちを対象としたオンライン上の教育プログラムについて取り組んでいきます。
これまでも自動運転を題材に、機械と共に生きる未来を考えるワークショップなどを共同開催してきました。