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BMW グループ、コロナ禍に見舞われた 2020 年を堅調な第 4 四半期で締めくくり、17 年連続で世界のプレミアム・セグメントをリード
BMW グループ 2020 年の販売台数:2,324,809 台(-8.4%)
第 4 四半期の BMW 販売台数:対前年比 4.3%増(600,799 台)
電気駆動車の販売台数:3 分の 1 増加(+31.8%)
BMW グループは欧州連合(EU)の CO2 フリート目標を告知通り、2020 年に達成
ピーター・ノータ:「コロナウイルス感染拡大に際して、迅速に販売管理や生産体制に対応。
EU の CO2 フリート目標を上回る 100g/km 未満を実現」
ミュンヘン発:
BMW グループは昨年、BMW、MINI、ロールス・ロイスの各ブランドの車両を全世界で 2,324,809 台(-8.4%)販売し、改めて世界をリードする自動車メーカーとしての地位を確固たるものとした。BMW グループの第 4四半期販売台数は 686,069 台に達し、これは前年比 3%増(+3.2%)となった。プラグイン・ハイブリッド車の販売台数は、前年比で 40%弱(38.9%)の伸びを示しており、この駆動モデルに対する顧客の関心の高さが浮き彫りになった。
「私たちは、コロナウイルス感染拡大の影響に対して、極めて迅速に販売管理や生産体制を対応させることができました。その結果、当社は 2020 年を堅調な第 4 四半期で締めくくり、またもや世界のプレミアム・セグメントをリードすることに成功しました。」BMW AG でカスタマー、ブランド&セールス担当取締役を務めるピーター・ノータは、このように強調し、さらに、「当社の EfficientDynamics テクノロジーと欧州で販売された 135,000 台を超える電気駆動車により、欧州連合(EU)の CO2 フリート目標を達成し、さらには法定制限値を数グラム下回ることさえもできました。」と述べた。
販売経路の徹底的かつ迅速な適応
コロナウイルスの感染拡大、ならびに可能な限り非接触での販売プロセスを求める顧客のニーズに応えるため、BMW グループは昨年、販売のデジタル化を徹底的に推進した。60 以上の市場で、販売担当者はどこからでも顧客にアドバイスを提供し、車両を販売することが可能になった。たとえば、分割画面を使用して車両を一緒に設定したり、在庫車両のライブデモを行うことができる。
第 2 段階として、BMW は頻繁に使用されるウェブサイトを介して、主要市場における販売店向け販売プロセスの包括的なオンライン化を実現した。2021 年には、他の市場でもこのサービスを展開する予定である。
アッパー・ラグジュアリー・セグメント・モデルの好調
BMW ブランド車の昨年の販売台数は、世界全体で 2,028,659 台(-7.2%)だった。これに大きく貢献したのはアッパー・ラグジュアリー・セグメント・モデルの好調であり、7 シリーズ、8 シリーズ、BMW X7 の総販売台数は 115,420 台に達し、前年比 12.4%の伸びを示した。2018 年以降、これらの収益性の高いモデルの販売台数は 70%以上増加している。
電動モビリティの成長を示す、電気駆動車の 30%を超える販売台数増加
電動モビリティのパイオニアとして BMW グループは昨年、世界中で合計 192,646 台の BMW および MINIの電気駆動モデルを販売した。これは、前年と比べて 3 分の 1(+31.8%)の増加である。これは、絶対ベースでも電動モビリティが BMW にとって重要な成長の推進力になっていることを意味する。完全な電気自動車は 13%、プラグイン・ハイブリッド車両は約 40%の販売台数増加を達成した。欧州では、電気駆動車の割合がすでに総販売台数の 15%を占めている。
BMW グループは現在、電動化モデルのラインアップ(フル EV およびプラグイン・ハイブリッド)を 13 モデルに拡大しており、世界中の合計 74 の市場に導入している。2023 年までに電動化モデルをほぼ 2 倍の 25種類にすることを計画しており、そのうち、半数以上のモデルがフル EV となる。昨年導入されたフル EV のMINI*および BMW iX3*に続き、2021 年には、同じくフル EV の BMW iX がディンゴルフィン、BMW i4 がミュンヘンで生産開始される。
困難な時勢にもかかわらず、約 50 年にわたる BMW M GmbH の歴史上最高の年
BMW M GmbH では、昨年の販売台数が 6%増加し(販売台数 144,218 台)、またもや歴史上最も成功した 1年になった。特に、X シリーズのハイパフォーマンス・モデルおよび新型 X6 M50i*が、BMW M の好調な販売実績に寄与した。昨年、新型 BMW M3 と BMW M4 のワールド・プレミアが行われた。両モデルとも、今年の第 1 四半期に発売予定となっている。
特に人気の高い MINI ELECTRIC および John Cooper Works モデル
困難な 1 年、そして極めて競争の激しいセグメントにおける MINI ブランド車の販売実績は 292,394 台(-15.8%)となった。前年に 17,580 台が販売された完全電動モデルの MINI ELECTRIC*、ならびに合計 20,565台(+20.8%)が販売された John Cooper Works モデルが、特に高い人気を博した。
ロールス・ロイス・モーターカーズ:異例の年に目覚ましい成果
昨年、ロールス・ロイス・モーターカーズは、合計 3,756 台(-26.4%)を販売した。モデル・チェンジにより、ベストセラー・モデルが昨年末に新型ゴーストとして再投入されたばかりであるにもかかわらず、この成果を達成することができた。すべてのモデルにおいて高い顧客需要が維持され、オーダーメイド注文は過去最高を記録した。新型ゴーストの導入は昨年のハイライトであり、顧客、メディア、そして世間から大きな注目を集めた。新型モデルの受注により、2021 年後半まで注文状況は良好である。ロールス・ロイス・モーターカーズは、引き続き長期的かつ持続可能な成長を目指している。
BMW Motorrad は、史上 2 番目に優れた販売実績を達成
感染拡大という困難に見舞われたにもかかわらず、BMW Motorrad は 2020 年に 169,272 台のモーターサイクルとスクーターを顧客に引き渡すことができた。これにより、史上 2 番目に優れた販売実績を達成した。この販売実績は、BMW Motorrad の成長戦略が成功したことを実証している。また、良好な結果は、13 の新型モデルの市場投入と BMW Motorrad の強力な製品ラインアップによって支えられている。
地域/市場別の BMW & MINI 販売台数
BMW グループは、中国において、前年比 7%(7.4%)増となる 777,379 台の BMW および MINI 車両を販売した。これにより、BMW グループは、1994 年に中国市場に参入して以来、この重要な市場で最高の年間販売台数を記録した。グループにとって 5 番目に大きな市場となる韓国では、2020 年に 69,872 台と、3 分の 1(+30.5%)の大幅な販売台数増加を達成した。
米国では、BMW グループは昨年、合計 306,870 台(-18.0%)を販売した。コロナウイルスの感染拡大による厳しい環境において、消費者需要の回復、ならびに販売店との緊密かつ効率的な協力により、堅調な第 4四半期がもたらされた。
欧州では、小売り制限が課された特異な年であったことから、BMW と MINI の販売台数は合わせて、前年度を約 16%下回った(912,621 台)。ドイツ国内市場では、BMW グループは 13.3%の減少を記録した(287,143台)。


当プレスリリースで報告されている数値は暫定的なものであり、2020 年の年次報告書が発表されるまでに変更される可能性がある。
*燃費および排出ガス値:
MINI クーパーSE: 複合モード燃費:0.0 リッター/100km、同電力消費量:16.8~14.8kWh/100km、同 CO2 排出量:0g/km
BMW iX3: 複合モード燃費:0.0 リッター/100km、同電力消費量:17.8~17.5kWh/100km、同 CO2 排出量:0g/km
BMW X6 M50i: 複合モード燃費:10.7~10.4 リッター/100km、同 CO2 排出量:243~238g/km