新型BMW 1 シリーズ誕生
48V マイルド・ハイブリッド・システムを搭載
M パフォーマンス・モデルBMW M135 xDrive をラインアップ
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: 長谷川正敏)は、BMW において最もコンパクトなプレミアム・スモール・コンパクト・セグメントの「BMW 1 シリーズ」の新型モデル(全面改良)を、全国のBMW 正規ディーラーにおいて、本年11 月1 日より販売を開始する。納車は、2024 年11 月以降を予定している。
BMW 1 シリーズは、プレミアム・スモール・コンパクト・セグメントに類するモデルであり、2004 年に初代モデルが誕生した。約50:50 の理想的な前後重量配分、スポーティで俊敏なハンドリング性能、革新的技術が組み合わされたBMW ツインパワー・ターボ・エンジンと高効率8 速オートマチック・トランスミッシ ョンの組み合わせにより、優れた環境性能と高い動力性能を両立させ、BMW ブランドにおけるエントリー・モデルとしての地位を確立した。2011 年に発売された第2 世代では、その性能を維持しながら、スタイリングや装備を改良したことが認められ、2011-2012 日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて10 ベスト・カーを、華々しく受賞している。2019 年には、第3 世代モデルに進化し、すべての世代に受け入れられるモダンなデザインを取り入れると共に、特に運転支援システムの充実を図ることで、スモール・コンパクトなサイズでありながらBMW ならではの「駆けぬける歓び」を提供してきた。
第4 世代モデルへと進化した新型BMW 1 シリーズは、BMW として初めて、象徴的なキドニー・グリルに斜めのデザイン*を取り入れると共に立体的なプレスラインを採用する事で、一層スポーティな印象に生まれ変わっている。また、48V マイルド・ハイブリッド・システム*搭載モデルを投入する等、最新テクノロジーの採用により、走行性能はより力強く、スモール・コンパクト・モデルならではの軽快なきびきびした走りと共に、新型BMW 1 シリーズは、「駆けぬける歓び」のさらなる高みに挑戦している。
*: BMW 120 およびBMW 120 M Sport に搭載となります。
従来、高効率ガソリン・エンジンを搭載していることを意味するためモデル名最後についていた「i」の文字が、新型BMW 1 シリーズより廃止となる。「i」の文字は、今後、電気自動車を意味する文字として、電気自動車のみに採用される。
デザイン
フロント・デザインは、BMW 特有のキドニー・グリルに斬新な斜めのデザイン*を取り入れ、さらに、BMWデザインの意匠の1 つである環状のシグネチャーを2 回繰り返すツイン・サーキュラーを進化させ、よりシ ャープかつスポーティなデザインのアダプティブLED ヘッドライトが印象的である。リヤ・デザインにおいては、ワイドで力強さを強調する水平方向のキャラクター・ライン、立体的で力強いイメージのLED リア・コンビネーション・ライトが、特徴的である。リア・ゲートに取り付けられているモデル・バッチは、1 を大きくすることで、BMW 1 シリーズであることを強調させている。
*: BMW 120 およびBMW 120 M Sport に搭載となります。
インテリアは、メーターパネルとコントロール・ディスプレイを一体化させ大型化し存在感を増しつつ、運転席側に傾けることで視認性を高め、タッチ操作による操作性を高めたBMW カーブド・ディスプレイを採用し、さらに、シフト・レバーを廃止し、センター・アームレストに操作系を全て納めることで、モダンな印象を高めている。また、センター・コンソールにQi 対応機器(スマートフォン等)を置く事で、充電も可能となる等、利便性も高めている。リアは、大人3 名が座れる空間を確保すると共に、40:20:40 分割可倒シ ートの採用により、ラゲッジ・スペースを有効活用することが可能である。例えば、BMW M135i xDrive のラゲッジ・スペースは、大人3 名乗車時には380L、リア・シートを前方に全て倒すことで最大1,200L にまで拡大することが可能である。
新型BMW 1 シリーズには、BMW オペレーティング・システム9 が搭載され、運転席側に機能アイコンを縦に並べた再設計されたホーム画面を備えている。「QuickSelect」機能により、サブ・メニューに切り替えることなく機能に直接アクセスできるため、メニュー構造が大幅に改良され、操作しやすくしている。新しいBMW iDrive は、BMW カーブド・ディスプレイおよびBMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントとも組み合わされ、一貫して、タッチ・ディスプレイと言語で操作できるように設計されている。また、好みのアプリをダウンロードすることが可能となり、スマートフォン同様に、BMW カーブド・ディスプレイ上で、操作することが可能である。
ドライビング・ダイナミクス
BMW 120(イチニーマル)は、最高出力115kW/5,000rpm、最大トルク240Nm/1,500-4,400rpm を発揮する高効率な1.5L 直列3 気筒BMW ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載し、ダイナミックな走りを実現する7 速ダブル・クラッチ・トランスミッション、さらには、BMW の高効率ガソリン・エンジン搭載モデルに48V マイルド・ハイブリッド・システム*1を組み合わせることで、システム・トータル最高出力125kW*2、システム・トータル最大トルク280Nm*2を実現している。また、BMW 120 M Sport は、アダプティブM サスペンションの搭載により、快適性と操舵性を大幅に向上している。
BMW M135 xDrive(エムイチサンゴ・エックスドライブ)は、BMW M 社が開発する、本格的なサーキット走行で培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたM パフォーマンス・モデルである。最高出力221kW/5,750rpm、最大トルク400Nm/2,000-4,500rpm を発揮する、高効率な2.0L 直列4 気筒BMW ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンに、左のパドル・シフトを1 秒間引くことで、すべてのパワートレインとシャシー・システムを最もスポーティな設定に切り替えられる「M スポーツ・ブースト機能付き7速ダブル・クラッチ・トランスミッション」、「4 輪駆動システムxDrive」、フロント・アクセルに組み込まれた「機械式リミテッド・スリップ・デファレンシャル」、「アダプティブM サスペンション」、上級モデルとなるBMW M3 およびBMW M4 で採用のテクノロジーを受け継いだ「M コンパウンド・ブレーキ(グレー・ハイグロス・キャリパー)*3」等々を組み合わせることで、ダイナミックな走りと共に、M パフォーマンス・モデルに相応しい駆けぬける歓びを提供する。
* 1: BMW 120 およびBMW 120 M Sport に搭載となります。
* 2: 自社参考値
* 3: BMW M135 xDrive にオプション装備となります。
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載
BMW 社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能が搭載*1されている。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」とは、高速道路*2での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムである。この機能は、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能*3となる。
* 1: BMW 120 およびBMW 120 M Sport にオプション装備、BMW M135 xDrive に標準装備となります。
* 2: 高速自動車国道法に定める高速自動車国道、及び指定都市高速道路に分類される道路が対象。
* 3: SAE International(Society of Automotive Engineers)が定めるレベル2 の段階であり、自動運転ではなく、前方注視が必要となるなど、ある一定の条件が必要。
先進安全機能ドライビング・アシスト
高性能カメラ&レーダー、および、高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した、最先端の先進安全機能ドライビング・アシストを標準装備している。アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を、標準装備としている。
さらに標準装備となるパーキング・アシスタントには、車両が時速35km 以下で直前に前進したルートを最大50m までを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能が採用されている。日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能となる。
BMW コネクテッド・ドライブ
BMW コネクテッド・ドライブは、車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をIT ネットワークで繋ぐことで、「もしもの時に備える万全の安全性」、「カーライフを進化させる革新の利便性」、「充実の情報と最新のエンターテインメント」を提供する総合テレマティクス・サービスとして2013 年に輸入車として初めて導入された。また、スマートフォン向けアプリの導入により、車両情報やニュース等へのアクセスを可能にし、顧客の利便性を向上させるサービスを提供してきた。さらに、2021 年夏には、より操作性・利便性を高めた新たな機能を追加すると共に、新しいスマートフォン向けアプリ「My BMW」を導入し、車とユーザー、情報をシームレスに繋げ、より快適でスマートなモビリティ・ライフをサポートする新しいパーソナル・アシスタント・サービスとして生まれ変わった。また、BMW デジタル・キー・プラスの標準装備により、車両のキーを持たずとも、対応のスマートフォン、スマートウォッチを携行していれば、車両に近づくだけでロック解除が可能であり、さらに車室内にロック解除に使用したデバイスがあるだけで、エンジンの始動も可能である。
BMW Intelligent Personal Assistant(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)
BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントは、AI 技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMW 最新の機能である。今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にする他、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となる。そして、BMW のインテリジェント・パーソナル・アシスタントの最たる特徴は、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることが可能な点である。例えば、BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントを起動する際、「OK, BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だけでなく、例えば、「1 シリーズ」と、呼びかける言葉を任意に設定することが可能なため、より身近な存在としてストレス無く使用することが出来る。
車両に話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能であり、Apple CarPlay への対応や、BMW コネクテッド・ドライブ標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、大きな利便性がある。
Amazon Alexa
Alexa は、Amazon が提供するクラウドベースの音声サービスあり、全世界で利用され、日本においても、日本語による音声サービスが提供されている。Alexa は、Amazon Echo シリーズなどのデバイスに搭載されており、Alexa に話しかけるだけで天気予報やニュースの確認、音楽ストリーミングの再生、Amazon.co.jp でのショッピング、対応するスマートホームデバイスの操作などが可能になる。オーナーのスマートフォン上アプリ「My BMW」を使用して、車両をAlexa と連携させることにより、自宅さながら、Alexa の様々なサービスや機能を利用することが可能となる。
3 年間の主要メインテナンスが無償となるBMW サービス・インクルーシブ・プラス
3 年間の主要メインテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「BMW サ ービス・インクルーシブ・プラス」が全車に付帯されている。この「BMW サービス・インクルーシブ・プラス」は、2016 年よりBMW 全モデルに標準装備された新しいメインテナンス・パッケージであり、顧客に対してより安心なドライブを提供している。
主な車両諸元
●BMW 120
全長4,370mm、全幅1,800mm、全高1,465mm*1、ホイールベース2,670mm、車両重量1,460kg、車両総重量1,735kg、排気量1,498cc、直列3 気筒ガソリン・エンジン、最高出力115kW/5,000 rpm、最大トルク240Nm/1,500-4,400rpm、システム・トータル最高出力125kW*2、システム・トータル最大トルク280Nm*2、WLTC モード燃料消費率16.8km/L。
* 1: BMW 120 M Sport の全高は1,450mm となります。
*2: 自社参考値
●BMW M135 xDrive
全長4,370mm、全幅1,800mm、全高1,450mm、ホイールベース2,670mm、車両重量1,570kg、車両総重量1,845kg、排気量1,998cc、直列4 気筒ガソリン・エンジン、最高出力221kW/5,750rpm、最大トルク400Nm/2,000-4,500rpm、WLTC モード燃料消費率12.5km/L。
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