新型BMW X3 誕生
すべてのラインアップに48V マイルド・ハイブリッド・システムを搭載
M パフォーマンス・モデルBMW X3 M50 xDrive をラインアップ
ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: 長谷川正敏)は、プレミアム・コンパクト・セグメントにおけるSAV「BMW X3(エックススリー)」の新型モデル(全面改良)を、全国のBMW 正規ディーラーにおいて、本日より販売を開始する。納車は、2024 年12 月以降を予定している。
BMW X3 は、プレミアム・コンパクト・セグメントに属するSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)であり、2003 年に初代モデルが誕生した。一般的なSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)とは異なり、約50:50 の理想的な前後重量配分、スポーティで俊敏なハンドリング性能、インテリジェント4 輪駆動システム「xDrive(エックスドライブ)」等を採用することで、オンロード走行性能を高めたSAV という革新的なコンセプトによって新たなセグメントを確立した。2011 年には「駆けぬける歓び」と高い環境性能を実現するBMW EfficientDynamics(エフィシェントダイナミクス)の理念に基づく数々の技術を採用した第2世代へと進化した。2017 年には、洗練されたアグレッシブかつ大胆なエクステリア・デザイン、モダンかつラグジュアリーなインテリア・デザインを持つ第3 世代へと進化し、高効率ガソリン・エンジン搭載モデル、クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデル、48V マイルド・ハイブリッド・システム搭載モデル、プラグイン・ハイブリッド・システム搭載モデル、さらには、BMW X モデルとして初となる電気自動車BMW iX3 (アイエックススリー)もラインアップした。
第4 世代モデルへと進化した新型BMW X3 は、BMW X モデルとして初めて、象徴的なキドニー・グリルに斜めのデザイン*を取り入れると共に立体的なプレスラインを採用する事で、一層スポーティな印象に生まれ変わっている。また、すべてのラインアップに48V マイルド・ハイブリッド・システム搭載モデルを投入する等、最新テクノロジーの採用により環境性能をさらに高めると共に、デジタライゼージョンも積極的に進め、唯一無二のSAV モデルとして「駆けぬける歓び」のさらなる高みに挑戦している。
*: BMW X3 20 xDrive xLine およびBMW X3 20d xDrive M Sport に搭載となります。
デザイン
フロント・デザインは、BMW 特有のキドニー・グリルに斬新な斜めのデザイン*を取り入れ、さらに、BMWデザインの意匠の1 つである環状のシグネチャーを2 回繰り返すツイン・サーキュラーを進化させ、よりシ ャープかつスポーティなデザインのアダプティブLED ヘッドライトが印象的である。新世代のデザイン言語により、フロント・デザイン全面をクリーンな表面にシャープなラインで表現して存在感を向上させ、モダンなデザインと相まって、金属の塊から削り出したようなスポーティかつ力強いプロポーションをアピールしている。さらに、BMW 7 シリーズやBMW 5 シリーズで採用の、夜間にBMW 特有のキドニー・グリルの縁をライトアップしBMW を印象付けるアイコニック・グローを、プレミアム・コンパクト・セグメントとして初めて新型BMW X3 に採用している。
サイド・デザインは、フラットなルーフ・ライン、後方に向かってキックアップする力強いショルダー・ライン、伸びやかなボンネット、先代モデルより伸びた全長や低くなった車高により、疾走感が与えられ、SAVでありながら、よりフラットかつスポーティなサイド・ビューを実現している。
リヤ・デザインにおいては、プレスラインを最小限にし、ナンバープレートの取り付け位置をバンパーに収め、テールライトのデザインを立体的なT 型にすることで、クリーンかつモダンな印象を与えている。リアのトレッドは先代モデルに比べ+45mm となり、スポーティなリヤ・ビュー、コーナリング時のハンドリングを向上させている。さらに、M パフォーマンス・モデルBMW X3 M50 xDrive には、4 本出しのエグゾースト・パイプを採用することで、アグレッシブな印象が表現されている。
インテリアは、メーターパネルとコントロール・ディスプレイを一体化させ大型化し存在感を増しつつ、運転席側に傾けることで視認性を高め、タッチ操作による操作性を高めたBMW カーブド・ディスプレイを採用し、さらに、シフト・レバーを廃止し、センター・アームレストに操作系を全て納めることで、モダンな印象を高めている。また、アンビエント・ライトの演出が施されたセンター・コンソールは、Qi 対応機器(スマートフォン等)を置く事で充電も可能となる等、利便性も高めている。特に夜間の車内を演出するアンビエント・ライトは、コックピット周りだけではなく、ドア・パネル内にも配置することで、立体感、躍動感のあるデザインに仕上げられている。
リアは、大人3 名が座れる空間を確保すると共に、40:20:40 分割可倒シートの採用により、ラゲッジ・スペ ースは、大人3 名乗車時には570L、リア・シートを前方に全て倒すことで最大1,700L にまで拡大させることが可能である。
パワートレインおよびドライビング・ダイナミクス
BMW X3 20 xDrive xLine(ニーマル・エックスドライブ・エックスライン)は、最高出力140kW/5,000 rpm、最大トルク310Nm/1,500-4,000rpm を発揮する高効率な2.0L 直列4 気筒BMW ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載し、ダイナミックな走りを実現する8 速オートマチック・トランスミッション、インテリジェント4 輪駆動システムxDrive、さらには、48V マイルド・ハイブリッド・システムを組み合わせることで、システム・トータル最高出力140kW*、システム・トータル最大トルク310Nm*を実現している。
BMW X3 20d xDrive M Sport(ニーマルディー・エックスドライブ・エム・スポーツ)は、最高出力145kW/4,000 rpm、最大トルク400Nm/1,500-2,750rpm を発揮する高効率な2.0L 直列4 気筒BMW ツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンを搭載し、ダイナミックな走りを実現する8 速オートマチック・トランスミッション、インテリジェント4 輪駆動システムxDrive、さらには、48V マイルド・ハイブリッド・システムを組み合わせることで、システム・トータル最高出力145kW*、システム・トータル最大トルク400Nm*を実現している。また、M スポーツ・サスペンションの搭載により、快適性と操舵性を大幅に向上している。
BMW X3 M50 xDrive(エムゴーマル・エックスドライブ)は、BMW M 社が開発する、本格的なサーキット走行で培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたM パフォーマンス・モデルである。最高出力280kW/5,500 rpm、最大トルク540Nm/1,900-4,800rpm を発揮する高効率な3.0L 直列6 気筒BMW ツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載し、ダイナミックな走りを実現する8 速オートマチック・トランスミッション、インテリジェント4 輪駆動システムxDrive、48V マイルド・ハイブリッド・システムを組み合わせることで、システム・トータル最高出力293kW*、システム・トータル最大トルク580Nm*を実現している。また、電子制御式のM スポーツ・デファレンシャル、アダプティブM サスペンション、バリアブル・スポーツ・ステアリング、M スポーツ・ブレーキ(レッド・ハイグロス・キャリパー)等々を組み合わせることで、ダイナミックな走りと共に、M パフォーマンス・モデルに相応しい駆けぬける歓びを提供する。
*: 自社データ(参考値)
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載
BMW 社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能が搭載されている。「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」とは、高速道路*1での渋滞時において、ドライバーの運転負荷を軽減し安全に寄与する運転支援システムである。この機能は、ドライバーが絶えず前方に注意するとともに、周囲の道路交通や車両の状況に応じて直ちにハンドルを確実に操作することができる状態にある限りにおいて、一定の条件下において、ステアリングから手を離しての走行が可能*2となる。
* 1: 高速自動車国道法に定める高速自動車国道、及び指定都市高速道路に分類される道路が対象。
* 2: SAE International(Society of Automotive Engineers)が定めるレベル2 の段階であり、自動運転ではなく、前方注視が必要となるなど、ある一定の条件が必要。
安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」、自動駐車が可能となる「パ ーキング・アシスト・プラス」を標準装備
高性能カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した、最先端の運転支援システムを標準装備している。アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴ ー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウ ォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を、標準装備としている。
ConnectedDrive Store にて購入可能なパーキング・アシスト・プロフェッショナルを装備すると、時速35km以下で車両が直前に前進したルート最大200m までを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト・プロフェッショナル機能を利用することが可能である。日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能となる。
さらに、駐車時に、ステアリング、アクセル、ブレーキ操作が一切不要なマニューバー・アシスト(駐車経路自動誘導機能)が、標準装備となる。自宅駐車場、勤務先駐車場を車両に登録しておくことで、駐車スペ ースが近づくと、車両が自動で検知し、検知後は自動駐車が可能となる。
駐車場所の記録は最大10 ヵ所の登録が可能であり、最大200m までの駐車操作(合計600m まで)を記録できる為、狭いスペースで複雑な切り替えしが必要な場合でも正確に再現することが可能である。
また、駐車スペースの幅が狭い場合はドライバーが下車し、車外よりスマートフォンでコントロールすることができる「リモート・パーキング」機能によりスマートかつ快適に駐車操作を行うことも可能である。
最新のBMW iDrive およびBMW オペレーティング・システム9
BMW オペレーティング・システム9 をベースに、進化したBMW カーブド・ディスプレイと「QuickSelect」機能を備えた制御システム、運転席側に機能アイコンを縦に並べたホーム画面を備えている。「QuickSelect」機能により、サブ・メニューに切り替えることなく機能に直接アクセスできるため、メニュー構造が大幅に改良され、操作しやすくしている。新しいBMW iDrive は、BMW カーブド・ディスプレイおよびBMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントとも組み合わされ、タッチ・ディスプレイと音声入力でも操作できるように設計され、さらに、透明なクリスタル仕上げのiDrive コントローラーでも操作が可能となっている。また、好みのアプリをダウンロードすることが可能となり、スマートフォン同様に、BMW カーブド・デ ィスプレイ上で、操作することが可能である。
BMW コネクテッド・ドライブ
BMW コネクテッド・ドライブは、車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をIT ネットワークで繋ぐことで、「もしもの時に備える万全の安全性」、「カーライフを進化させる革新の利便性」、「充実の情報と最新のエンターテインメント」を提供する総合テレマティクス・サービスとして2013 年に輸入車として初めて導入された。また、スマートフォン向けアプリの導入により、車両情報やニュース等へのアクセスを可能にし、顧客の利便性を向上させるサービスを提供してきた。さらに、2021 年夏には、より操作性・利便性を高めた新たな機能を追加すると共に、新しいスマートフォン向けアプリ「My BMW」を導入し、車とユーザー、情報をシームレスに繋げ、より快適でスマートなモビリティ・ライフをサポートする新しいパーソナル・アシスタント・サービスとして生まれ変わった。また、BMW デジタル・キー・プラスの標準装備により、車両のキーを持たずとも、対応のスマートフォン、スマートウォッチを携行していれば、車両に近づくだけでロック解除が可能であり、さらに車室内にロック解除に使用したデバイスがあるだけで、エンジンの始動も可能である。
BMW デジタル・プレミアム
最新のオペレーティング・システム9 をベースに展開する「BMW デジタル・プレミアム*1」では、さらなる利便性と愉しさを提供する。オンライン・マップを採用したBMW Maps の拡張機能により、これまで以上に容易に目的地に到着することが可能である。また、新たにサードパーティ・アプリ・ストアを車内にて提供し、音楽(Amazon Music、Spotify など)、ゲーム、ラジオ、ポッドキャスト、最新ニュースからビデオ・スト リーミング(U-NEXT など)といった様々なアプリをデータ通信料無料で利用することが可能*2である。さらに、ドライバーの好みや気分に応じてカスタマイズできる機能を強化し、BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントによるルーティン・タスクの代行やMY MODES による多様な走行特性と室内演出を愉しむことが可能である。
* 1: 無料トライアル付きの有料サブスクリプションへの加入が必要となります。
* 2: サードパーティ・アプリの中には、別途、登録や契約が必要となるアプリがあります。
BMW Intelligent Personal Assistant(インテリジェント・パーソナル・アシスタント)
BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントは、AI 技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMW 最新の機能である。今までの音声入力と異なり、より自然な会話に近い言葉で、ドライバーの指示や質問を理解し、適切な機能やサービスを起動可能にする他、使用頻度に応じてドライバーの好みを学習し、長く乗り続けるほどドライブにおける真のパートナーとしての役割を担うことが可能となる。そして、BMW のインテリジェント・パーソナル・アシスタントの最たる特徴は、ドライバーがシステムの「名前」を自由に付けることが可能な点である。例えば、BMW インテリジェント・パーソナル・アシスタントを起動する際、「OK, BMW(オーケー・ビー・エム・ダブリュー)」だけでなく、例えば、「X3」と、呼びかける言葉を任意に設定することが可能なため、より身近な存在としてストレス無く使用することが出来る。
車両に話し掛けることで、車両の操作、目的地の設定等が可能であり、Apple CarPlay およびAndroid Autoへの対応や、BMW コネクテッド・ドライブ標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信する等、大きな利便性がある。
Amazon Alexa
Alexa は、Amazon が提供するクラウドベースの音声サービスあり、全世界で利用され、日本においても、日本語による音声サービスが提供されている。Alexa は、Amazon Echo シリーズなどのデバイスに搭載されており、Alexa に話しかけるだけで天気予報やニュースの確認、音楽ストリーミングの再生、Amazon.co.jp でのショッピング、対応するスマートホームデバイスの操作などが可能になる。オーナーのスマートフォン上アプリ「My BMW」を使用して、車両をAlexa と連携させることにより、自宅さながら、Alexa の様々なサービスや機能を利用することが可能となる。
3 年間の主要メインテナンスが無償となるBMW サービス・インクルーシブ・プラス
3 年間の主要メインテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「BMW サ ービス・インクルーシブ・プラス」が全車に付帯されている。この「BMW サービス・インクルーシブ・プラス」は、2016 年よりBMW 全モデルに標準装備された新しいメインテナンス・パッケージであり、顧客に対してより安心なドライブを提供している。
主な車両諸元
●BMW X3 20 xDrive xLine
全長4,755mm、全幅1,920mm、全高1,660mm、ホイールベース2,865mm、車両重量1,890kg、車両総重量2,165kg、排気量1,998cc、直列4 気筒ガソリン・エンジン、エンジン最高出力140kW/5,000 rpm、エンジン最大トルク310Nm/1,500-4,000rpm、電気モーター最高出力8kW/3,000rpm、電気モ ーター最大トルク25Nm/500rpm、システム・トータル最高出力140kW*、システム・トータル最大トルク310Nm*、WLTC モード燃料消費率13.1km/L。
*: 自社データ(参考値)
●BMW X3 20d xDrive M Sport
全長4,755mm、全幅1,920mm、全高1,660mm、ホイールベース2,865mm、車両重量1,930kg、車両総重量2,205kg、排気量1,995cc、直列4 気筒ディーゼル・エンジン、エンジン最高出力145kW/4,000 rpm、エンジン最大トルク400Nm/1,500-2,750rpm、電気モーター最高出力8kW/3,000rpm、電気モーター最大トルク25Nm/500rpm、システム・トータル最高出力145kW*、システム・トータル最大トルク400Nm*、WLTC モード燃料消費率16.3km/L。
*: 自社データ(参考値)
●BMW X3 M50 xDrive
全長4,755mm、全幅1,920mm、全高1,660mm、ホイールベース2,865mm、車両重量2,000kg、車両総重量2,275kg、排気量2,997cc、直列6 気筒ガソリン・エンジン、エンジン最高出力280kW/5,500 rpm、エンジン最大トルク540Nm/1,900-4,800rpm、電気モーター最高出力13kW/2,000rpm、電気モ ーター最大トルク200Nm/0-500rpm、システム・トータル最高出力293kW*、システム・トータル最大トルク580Nm*、WLTC モード燃料消費率11.9km/L。
*: 自社データ(参考値)
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