唯一無二の大会4勝目 石川遼が御殿場に刻んだ次の歴史 2024三井住友VISA太平洋マスターズ

唯一無二の大会4勝目 石川遼が御殿場に刻んだ次の歴史
2024三井住友VISA太平洋マスターズ

日本男子ゴルフツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」は11月、静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで行われた。4日間にわたるトッププレーヤーによる熾烈な争いの末、石川遼プロが第52代の王者に輝き、副賞のBMW「XM」を獲得した。

ゴルフの世界で加速するBMW

ゴルフの世界で加速するBMW

自動車業界をリードするBMWが、ゴルフの世界も加速させる役割を担ってから久しい。約50カ国の参加者を誇る最大級の「BMWゴルフカップ」をはじめとしたアマチュア競技のみならず、トッププロが集うトーナメントはまさに最高峰。PGAツアーのプレーオフシリーズ「BMW Championship」、DPワールドツアーのフラッグシップイベント「BMW PGA Championship」は、各ツアーのエリートプレーヤーだけが集う大会として、その名を馳せる。

 

日本においても2022年からは日本ゴルフツアー機構(JGTO)主催の国内メジャー「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」のタイトルスポンサーに。男子ツアーのシーズン終盤戦を半世紀にわたって彩ってきた三井住友VISA太平洋マスターズにおいては長らくサポートを続けてきた。

新たな金字塔

新たな金字塔

雪化粧を始めた霊峰富士を望む静岡県の太平洋クラブ御殿場コース。アジアを代表するトーナメントコースにはこれまで数々の歴史が刻まれてきた。2001年、ワールドカップでタイガー・ウッズが見せた18番グリーンサイドからのチップインイーグルは今も語り継がれる名シーン。そして、三井住友VISA太平洋マスターズの歴代王者には、国内外を代表する選手たちの名前が並ぶ。

 

昨年までに大会最多の3勝を挙げたのが尾崎将司、中嶋常幸、元世界ランキング1位のリー・ウェストウッドという超一流の面々。石川遼もまた2010年、2012年、2022年に深紅のブレザーに袖を通したチャンピオン。そして迎えた今年、新たに金字塔を打ち立てた。

大混戦の中、ほとばしる自信

大混戦の中、ほとばしる自信

 

首位から3打差以内に9人、5打差以内に17人――。1万人を超えるギャラリーに見守られた3日目を終え、大混戦の様相を呈したリーダーボード。最終日、1打差の2位で同じ最終組の金谷拓実を追ってスタートした石川は、まずフロントナインで飛び出した。6番で2m近いパーパットを沈めてピンチをしのぐと、7番(パー3)のティショットを8番アイアンでピンそば10㎝につけるスーパーショット。8番、9番では2.5m、5mのパットを流し込んで3連続バーディを決めた。

後続に2打差を付けて折り返しながら、サンデーバックナインの入り口で停滞する。10番で2mのバーディパットがカップのふちで止まり、11番でこの日最初のボギー。13番(パー3)で第1打をバンカーにこぼし、再び2位に後退した。

感覚を呼び覚ました終盤

感覚を呼び覚ました終盤

 

終盤に訪れた劣勢。追い込まれた時間帯で、石川は冷静だった。ビハインドの状況にいても「うまくマネジメントをしてミドルパットで勝負できた。後半はあまり入らなかったけれど、良いパットを打ち続けられている」とゲームの流れを手放していない実感があったからだ。2つ前の組で単独トップにいた2021年大会王者の谷原秀人のボギーフィニッシュを、石川が知ったのが17番のグリーン上。土壇場で再び首位で並んで突入した最終18番(パー5)、ユーティリティで2オンに成功し、ピンの手前からでも下るイーグルパットをカップ際に寄せて2パットバーディ。

「緊張している状態で、極限の中で、自信を持って優しく打つパットができた」。降り注いだ祝福の雨を全身で受け止めてシーズン2勝目を喜ぶ。創設52年を誇る大会における史上最多の通算4勝目は「良いゴルフで勝てたという気持ち。今までの優勝とは違う」と大いに胸を張れる勝ち星だった。

ゴルフ人生を駆けぬける歓び

アマチュア時代の15歳でツアー初勝利を飾り、21歳のときに同じ御殿場で10勝目。PGAツアーへの挑戦も経て一時代を築いてきた石川にとってのキャリア20勝目は「自分にとっては節目というわけでも、20という数字にも思い入れはない」と言う。「客観的な指標ではあるけれど、主観ではあまり実感がわかない」。周囲の反応を沈めるように捉えるのは、まだ先のキャリアが長いと自覚しているからでもある。

 

ところが、タイトルをクールに受け止めた石川だが、ホールアウト後の話題が優勝副賞に及ぶと途端に相好を崩した。「実は最後のパットの前に、この車を見ちゃったんですよね」と白い歯を見せて明かす。

威風堂々「BMW XM」に興奮

大会期間中、18番グリーンの脇に鎮座したBMW XMは昨年の春にデビュー。4.4L V型8 気筒BMWツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンは最高出力489PS(360kW)/5400rpm、最大トルク650Nm /1600‒5000rpm を誇り、第5世代のBMW eDrive テクノロジーをかけ合わせたプラグイン・ハイブリッド・システム搭載モデルである。サーキットでの本格的な走行を可能にしたBMW M 専用モデルのSUVは、威風堂々たる佇まいとスポーティさが融合したまさに唯一無二の存在感を放つ。

威風堂々「BMW XM」に興奮

「初日から『優勝したら、あのクルマをもらえるなんてヤバくない?』と思っていて。とはいえ、初日から勝てる確信なんて持てないし、そう思ってもやってみないと分からないのがゴルフでしょう。それからはクルマのことは忘れていたから、ウィニングパットの前に車両が目に入って、『うわぁ』と興奮しちゃいましたよ。」

大会最多4勝目 BMWへの強い思い入れ

繰り返すが、石川が三井住友VISA太平洋マスターズで得た白星は4つ目である。長年、大会副賞を提供してきたBMWの車両を手にしたのも当然ながら4台目だ。すべてのクルマが愛車遍歴にあり、当週も2022年に獲得した「330e M Sport」で毎日コースを訪れた。

大会最多4勝目 BMWへの強い思い入れ

「BMW 330e M Sportも、なんの申し分もない、素晴らしい車で乗りやすく、走りやすい。ただ僕は大きいクルマも好きで、いつも気になるんです。」

 

今大会のリーダーボードを振り返ると、トップ10に入った11人のうち7人が過去のツアーにおいてBMW車両を獲得し、それぞれが誇らしげにビッグキーを手にした選手たちだ。2021年の日本ツアー選手権で優勝、契約プロでもある木下稜介は「XM」も愛用しており「走りが素晴らしいのはもちろん、ハッチバックに段差がないのでツアーで使う大きなキャディバッグでも簡単に積めるんです。ゴルファーにはピッタリ」と語る。

共通項は「唯一無二」 石川遼の挑戦はBMWとともに続く

爽快な走りにエクステリア、インテリアに代表されるラグジュアリーな風貌のみならず、石川はBMWが持つ快適な車内空間やハイレベルな運転サポート機能にも魅力を感じている。

共通項は「唯一無二」 石川遼の挑戦はBMWとともに続く

「日本ではゴルフ場まで近くても1時間、遠ければ2時間、3時間と運転しなくてはなりません。ゴルファーにとってクルマは切っても切り離せない」。XMにも搭載されたハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能、安全機能・運転支援システム「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」は今後のゴルフライフの助けにもなる。

 

ゴルファーとして頂点を目指す石川の挑戦はまだ続く。少年時代から憧れた御殿場の地で唯一無二のクルマにふさわしい輝きを放った。

BMW XM

BMW XM

ラグジュアリーとハイ・パフォーマンスを高次元で融合させた、まったく新たなプラグイン・ハイブリッド・モデル、BMW XM。優れたエンジン出力やM特有のサウンドとともに、純粋なドライビングの喜びへとあなたをいざないます。

 

BMW Golfsport.

BMW Golfsport.

BMWと歴史あるゴルフというスポーツが共通するのは、培ってきた歴史に裏付けられた本物だけに宿る“エレガンスの薫り”。深い絆で結ばれ、今も世界で繰り広げられるBMW Golfsportの模様をご覧ください。