リコール 外-3877
エンジンコントロールユニット(DDE) プログラミングに関するご案内

ディーゼルエンジンの排気ガス循環装置（以下、EGRモジュール）におきまして、製造工程におけるばらつきがあったため、冷却水が漏れるものがございます。漏れた冷却水は、排気ガスに含まれる煤と混合してEGRモジュール内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着した場合、インテークマニホールドが溶損する可能性があります。最悪の場合、火災に至るおそれが排除できません。

エンジンコントロールユニット(DDE)のプログラムを対策プログラムに書き換えさせていただきます。併せて冷却水の漏れがないかを確認させていただきます。冷却水漏れや冷却水補充の履歴が確認できた場合は、EGRモジュールの点検を行ない、必要に応じて対策品と交換させていただきます。

はい。　

本リコールは、EGRモジュールの製造工程におけるばらつきがあったことが原因となり、全対象車両のEGRモジュールに不具合が発生する状況ではございません。

EGRモジュールの不具合が発生した場合は、まず冷却水の漏れが見られます。そのため、DDEのプログラミングにより診断機能を追加し、冷却水の漏れを常にモニターすることで、EGRモジュールの不具合をより早期に検知いたします。

冷却水の漏れがない場合はEGRモジュールに不具合はございませんので、EGRモジュールの交換は不要です。

対策プログラムに書き換えることにより、向上された診断機能が追加されます。

EGRモジュールに不具合が発生した場合、冷却水の漏れやエンジン過熱をより早期に検知し、警告灯を点灯させるようにいたします。さらに、インテークマニホールドの溶損が拡大する前に保護機能を作動させるとともに、エンジン警告灯を点灯させ、出力を制限いたします。

警告灯点灯の場合は、正規ディーラーまたはエマージェンシーサービスまでご連絡ください。

いいえ。

既に対策プログラムに書き換えられている場合は、再度プログラムを書き換えする必要はありません。ただし、車両をご使用の際は次項に記載の点にご留意を頂きますようお願い申し上げます。

 はい。　

引き続き車両をご使用いただくことが可能です。ただし、車両をご使用中に以下のような症状がひとつでも確認できた場合は、万が一の火災を防ぐために速やかに正規ディーラーまたは、エマージェンシーサービスにご連絡をお願いいたします。

① 冷却水レベル警告灯の点灯

② オーバーヒート警告灯の点灯

③ エンジン警告灯の点灯

④ エンジンルームからの異音

⑤ エンジン出力低下

⑥ 煙・臭い等の覚知

上記事項にご注意いただいた上での車両使用は可能でございますが、なるべくお早目にディーラーで対策プログラムへの書き換えを実施ください。

はい。

プログラミング後に警告灯が点灯しなければ問題ございません。

警告灯が点灯した場合は、使用を停止しすぐにディーラーに連絡してください。