BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ2024をレポート。
国内男子ゴルフのメジャー大会「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」(6月6~9日、茨城・宍戸ヒルズCC)は、BMWが冠スポンサーを務めるようになって3年目。「ここでしか味わえない特別な空間」で、今年はプレーオフにもつれ大熱戦が繰り広げられた。
熱狂と喝采、地元と世界が融合する非日常空間
ここでしか味わえない世界基準のメジャー大会
18番のグリーンサイドには、BMW VIP TICKETの購入者だけに用意された特別な空間「BMW VIP LOUNGE」が設置。最終日のピンポジションが奥だったこともあり、ラウンジのテラス席からはピンに手が届くのではないかと錯覚するほど、近い距離にグリーンが。最終日には石川遼がもう少しでイーグルというスーパーショットを放ち、大歓声が上がった。大会は、その石川とのプレーオフを制した岩田寛が優勝を決める。その瞬間を見守るのには、これ以上の場所はなかったはずだ。
「BMW VIP LOUNGE」では一日を通して、豪華な食事とドリンクが提供される。美味しい料理に舌鼓を打ち、時にはグラスを傾け、会話を愉しむ。これだけでも特別な空間にトーナメントの興奮――。ここでしか味わえない非日常に来場者たちは酔いしれた。
BMW契約プロであり、歴代優勝者の一人でもある木下稜介は決勝ラウンドの2日間、ホールアウト後に「BMW VIP LOUNGE」を訪れ、一日のプレーを振り返った。「国内のトーナメントでは圧倒的に近いスタンド席なので、緊張感もありますし、プレー中は本当にパワーをもらえます。プレーを終えたその場でお話をする機会もこの大会ならではのことなので、選手にとっても特別な時間になっています」
BMW VIP TICKETは予選ラウンド各日1人2万円(ペア3万円)、決勝ラウンドが同2万5000円(ペア3万5000円)で販売された。来場者は誰もがその金額以上の体験をして帰ったに違いない。
「BMW OWNER’S LOUNGE」はVIP TICKETの購入者に加えて、BMWオーナーならば愛車のキーを提示することで利用可能なスペース。練習グリーンのすぐ横とあり、リラックスムードの選手たちが試合へと緊張感を高めていく、そんな瞬間を見守ることができる空間に。
さらに特別な雰囲気を感じさせたのが会場内に展示されたBMWの車両の数々。優勝副賞の「i5 M60 xDrive ツーリング」、ホールインワン賞の「XM」だけでなく、さまざまな最新モデルが一堂に会し、自動車好き、BMWファンにはまた違った興奮を与えた。
「練習ラウンドの時からこれを誰かがもらえるんだと思って展示車両を見ていました。まさかそれが自分になるとは……。今から乗るのが楽しみです」。優勝副賞の「i5 M60 xDrive ツーリング」を前に、岩田プロはこんな感想を漏らした。
優勝者が手にするのは車両だけでない。DPワールドツアー「BMWインターナショナル・オープン」、PGAツアー「ZOZOチャンピオンシップ」の出場権も受け取れる。PGAツアー本格参戦の経験もあり、海外志向の強い岩田プロは「試合中はプレーに集中していて忘れていたのですが、表彰式で思い出しました。(海外ツアーに挑戦できるのは)楽しみです」。この大会は世界へと繋がっているのだ。
トーナメントと並行して開催された「かさまスポーツ&フードフェス2024」では地元の子供たちが、さまざまなスポーツと触れ合う姿が見られた。サッカー、野球、スナッグゴルフなど定番のものから、若者に人気の高いスケートボード、ボルダリング、BMX、さらには丸太切りまで、各ブースから子供たちの元気な声が聞こえてきた。
フードコーナーには地元・茨城の食材を使ったハンバーガー、モンブランなどのキッチンカーが並び、土曜日の夜は音楽ライブと花火が会場を彩った。国内でも屈指の華やかなトーナメントである一方で、地元との連携を大切にしたイベントであることが感じられた。
米国や欧州で数々のビッグトーナメントをスポンサードしてきたBMWだからこそできる世界基準のトーナメント。そして、選手たちもここから世界への扉を開いていく。
「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ2024」の優勝贈呈車両にもなったi5ツーリング。排出ガスを一切出さず、ドライバーの胸の内だけにアドレナリン・ラッシュをもたらす操縦性をご堪能頂けます。先進のBMW eDriveテクノロジーとレーシングで培われたBMW Mの技術を融合したモデルです。